松阪市S様邸 外装リフォーム工事
ご要望
松阪市にお住まいのS様。ご自宅は築30年を迎えておられました。瓦の漆喰等の劣化が気になりはじめたのをきっかけに、外壁の塗装も検討。今回、初めての外装リフォームをご相談くださいました。
ご提案
純和風のS様邸は、木造二階建てです。瓦屋根の漆喰の塗り直しと外壁塗装及び、玄関横の腰壁の張替を行いました。
屋根の漆喰は、棟と瓦の隙間を埋め、瓦の下にある屋根の葺き土を雨風から守ってくれる役割があります。
瓦自体の耐用年数は50年〜60年と長いものが多いのですが、漆喰は20年前後の寿命と言われています。今回のリフォームで傷んだ漆喰を塗り直して瓦屋根の防水性を高め、外壁は木部に最適な「キシラデコール」を使った塗装でご提案させていただきました。
外装リフォーム・施工前の様子
昔ながらの和風のお家
外壁には木部が多用されていました

外装の大部分が木部でした。経年による汚れや雨染みなどが目立っていました。

玄関横の杉板(腰壁)の経年劣化もかなり進んでいたため、今回張替を行うことになりました。
外装リフォーム・施工中の様子
足場の設置

無事に足場を設置しました。先ずは瓦屋根の漆喰から施工していきます。天候にも恵まれた良いスタートです。
屋根の漆喰

傷んだ屋根を塗り直していきました。

棟・刀根丸瓦を瓦ガードで固定して完成です。
瓦屋根の漆喰部分は家の下から屋根を見上げても見えにくいため、漆喰の劣化に気づかないことがほとんどです。
屋根の漆喰が劣化すると、雨水が葺き土に侵入し、屋根の頂点にある棟部分にダメージを与えてしまいます。漆喰は瓦自体の寿命よりも短いため、定期的な点検が大切なのです。
外壁塗装
塗料について

木部の多い外壁と付帯部にこの「キシラデコール」を丁寧に塗っていきました。木目を大切にした自然な仕上がりが期待できます。
今回使用する「キシラデコール」は木材に浸透して表面に塗膜を作らず、木材の呼吸を妨げることなく通気性を保つ特長があります。耐候性や防腐・防カビの効果もあり、木目を生かした自然な仕上がりと色もちが魅力の塗料です。
塗装の前の養生の様子
外壁塗装前の養生の様子です。塗装をしない部分にはしっかりとビニールで囲っていきます、しっかり養生することで塗装をしない部分を守り、きれいに仕上げていくことができます。

キシラデコールは塗料が内部まで浸透することで防腐、防カビだけでなく、防虫の効果もあります。

外壁のトタン部分もキレイに塗装しました。木部に似合うよう茶色で塗っていきました。
玄関横の杉板を張り替えていきます

材料を腰壁の高さに合わせてカットしていきます。

カットした材料を釘で均等に止めていきます。均等に打つことで美観を保ちます。

使用したのは「焼杉板」。 焼杉板とはその名の通り、杉板の表面をバーナー等で 焼いて炭化させたものです。 そうする事により杉板が腐食するのを緩和する効果があります。無垢の板等に増してよ耐久性に優れた外壁材なんです^^

落ち着いた風合が和風のお家にとてもマッチします。
外装リフォームの完成!
屋根

屋根全体の漆喰を塗り替えました。屋根の防水性が高まるほか、瓦のズレも防いでくれます。末永い安心をご提供できました。

「キシラデコール」でキレイに塗装しました。木部は伸縮性があるため、割れを起こしやすいのですが、木部専用の塗料を使うことで、木の特性を活かした補修工事が可能となります。

玄関先がキレイだと帰宅するたび、気持ちがいいものです。訪れる人の印象も変わりますよね!

耐候性がアップし、瓦屋根全体の防水性も高まりました。この先も安心して暮らしていただけます。